「栃木県の墓じまいに補助金は出るの?」
「田舎のお墓を安く処分したい」
「なるべくお金をかけたくない」
栃木県にお墓を持ってる方の、このような悩みにお答えします。
墓じまいって、石材店やお坊さんへの依頼や費用など、わからないことだらけですよね。
何も知らず、その人達の言われるままにすると、めちゃくちゃ高い墓じまいの金額になってしまいます。
補助金や還付金があれば少しはラクですね
この記事では栃木県の墓じまいの補助金について詳しく解説しています。
そのうえで、墓じまいになるべくお金をかけないために、栃木県の墓じまいの手順や費用などを紹介します。
- 栃木県の墓じまいの補助金や還付金
- 補助金や給付金の探し方
- 墓じまいの費用を安くする方法
- 墓じまいの具体的なやり方
- 安心な代行業者に依頼する方法
栃木県で墓じまいするときに補助金は出る?
- 墓じまいの補助金制度や給付金ってあるの?
- 補助金の具体例【他の自治体】
- 補助金や助成金の調べ方
- なぜ墓じまいに補助金が?
墓じまいの補助金制度や給付金ってあるの?
令和6年8月現在、栃木県の墓じまいに関する補助金は、残念ながらありません。
補助金や給付金はないのですが、栃木市営の皆川聖地公園と都賀聖地公園には、永代使用料の返還があります。
引用元:栃木市
借りてから9年以内の返還に対して、年数に応じた永代使用料の還付があります。
あなたのお墓がある自治体のHPも確かめてみてください。
補助金の具体例【他の自治体】
栃木県以外の県で、墓じまいに対して補助金が出ている例があります。
自治体 | 上限金額 |
---|---|
千葉県市川市霊園 | 44万円 |
千葉県浦安市墓地公園 | 15万円 |
群馬県太田市八王子山公園墓地 | 20万円 |
岐阜県関市地域墓地整備 | 100万円 |
熊本県益城町復旧支援 | 1,000万円 |
期間や条件が決まっています。ずっと出てるわけじゃないです。
墓じまいするときには、その土地の自治体のHPからまず確認することです。
補助金や給付金の調べ方
墓じまい(改葬)するときの補助金や優遇制度があるかどうかを探すには、2種類の方法があります。
- 補助金ポータルサイト「スマート補助金」で検索
- 該当自治体のHPで探すか、直接問い合わせる
スマート補助金に情報が出てきても、かならず確認しましょう。
一番確実なのは、墓じまいしようとしているお墓がある場所の市役所や町役場に直接問合せをすることです。
なぜ墓じまいに補助金が出るの?
なぜお墓の引っ越し、墓じまいに補助金や優遇制度があるのでしょうか?
それは、お墓を継ぐ人がいなくなると、無縁墓になってしまい自治体も困ってしまうからです。
撤去するのにもお金がかかってしまうので、墓じまいに補助金を出しています。
・・・少子化の影響ですね
継ぐのめんどくさい~
日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト「e-Stat」には改葬件数のデータがあります。
こちらは全国の改葬(墓じまい)件数です。2013年から2022年まで。
棒グラフは改葬件数で、折れ線グラフは無縁墳墓の改葬件数です。
改葬件数は徐々に増えてきていて、無縁墳墓の改葬件数は横ばいに保たれています。
次に栃木県の2013年から2022年までです。
栃木県の改葬件数は全国と同じくらいの伸び方で、10年前の約2倍になっています。
多くのご家庭で、お墓を継ぐ人がいなくて墓じまいされてると考えられます。
栃木県の墓じまいの費用と手順(補助金)
栃木県の墓じまいにかかる費用と、その複雑な改葬手順・流れを解説します。
- 栃木県の墓じまいにかかる費用は?
- 墓じまいの流れ
- STEP1 家族や親戚と相談する
- STEP2 お寺や霊園に相談する
- STEP3 次の供養先を決める
- STEP4 石材店に見積もりを取る
- STEP5 書類手続きをする
- STEP6 閉眼供養してご遺骨を取り出す
- STEP7 お墓を撤去して更地にする
- STEP8 新しい供養先で開眼供養・納骨
- それぞれの栃木県での平均費用
- 墓じまいする理由
栃木県の墓じまいにかかる平均費用は?
栃木県での墓じまいのトータルの費用は、一般的に30万円から300万円程度かかります。
ただし、お墓の大きさやある場所、埋葬先などによって上下します。
た、高い・・・
栃木県内でも大都会の宇都宮市や小山市、栃木市などでは、高額になる傾向です。
これは、お墓の立地条件や作業の複雑さが影響するためです。
安くするには墓じまいの内容を理解することです
墓じまいの流れを理解する
墓じまいをスムーズに行うための流れは次のとおりです。
- 家族や親戚と相談して理解を得る
- お寺や霊園に相談する
- 次の供養先を決める
- 石材店に見積もりを取る
- 書類手続きをする
- 閉眼供養してご遺骨を取り出す
- お墓を撤去する
- 新しい供養先で開眼供養・納骨
STEP1 家族や親戚と相談して理解を得る
お墓のことは、親族や親戚一同で話し合って決めるべきって思ってませんか?
実は、祭祀承継者であるあなただけの判断で決められます。
お墓はみんなの相続財産ではなく、祭祀財産だからです。
祭祀承継者とは?
祭祀承継者とは、先祖から受け継がれている祭祀財産(お墓、位牌、家系図、仏壇など)を引き継いで、守り供養していく人のことです。
かつては長男が相続財産の家を引き継ぐのが当たり前だったで、お墓なども長男が守るものだと考えられていました。
民法には明確な規定がないため、今では亡くなった人が指定したり地域の慣習に従って、祭祀承継者を決めています。
実は、祭祀承継者は直系親族である必要はなく、嫁に行った次女や姪や甥など、誰でも良いです。決まらないときには裁判で決定されることも。
祭祀承継者は基本的にひとりで、法事も建て替えも墓じまいも決めることができます。
とはいえ、後からいろいろ文句を言う人もでてきます。
そうならないためには、墓じまいを行う前に家族や親戚と相談し、理解を得ることが非常に大切です。
後々のトラブルを防ぐことができます
STEP2 お寺や霊園に相談する
墓じまいすることに決まったら、まずお寺に相談しましょう。理由は3つです。
- 今まで守ってきてもらってきたから
- 檀家になってるから
- トラブルにならないため
お寺はただの管理者ですが、先祖代々守ってきたというプライドがありますし、お墓や檀家は収入源です。
なのに、いきなり知らない業者から「撤去します」と言われたらどうでしょう?
なので、まずは今までの感謝を伝えながら、墓じまいしなくてはならない理由を丁寧に伝えましょう。
その上でどうしたら良いのかを、相談する形にすることです。
離檀料も少なくすることができます
離檀料とは?
菩提寺や檀那寺の檀家を辞めるときに、お寺に渡すお布施のようなもの。これまでお墓を守ってきてもらったり、お世話になった感謝のしるしです。
契約書にかかれていなければ、法律的には渡す必要はないので、あまりにも高額請求(10万円以上)されたらまずは断りましょう。
通常は3万円から10万円位です。
埋蔵証明書を出さないと言われても、市役所に説明すれば改葬許可証はもらえます。
もしも高額な離檀料を請求されたり、埋蔵証明を出さないと言われたら、総本山に連絡することです。
STEP3 次の供養先を決める
お寺の了解が取れたら、遺骨を取り出す前に引っ越し先を決めなくてはなりません。
受け入れ先からの証明書がないと、お墓から遺骨を出すこともできません。
ただし、手元供養や散骨の場合、改葬申請書に「自宅」「散骨」と書けば大丈夫です。
墓じまいしたあとの引越し先、つまり供養先は次の6つが一般的です。
- 一般埋蔵(新しいお墓)
- 永代供養墓(合葬)
- 納骨堂
- 散骨
- 樹木葬
- 自宅供養
一般埋蔵(新しいお墓へ)
たとえば、那須塩原市や那須町の山奥の実家にあるお墓を、宇都宮市などの都会に持ってくる場合です。
引越し先のお寺や霊園と契約して永代使用料や年間管理料を払ったり、墓石を買わないといけません。
新たにお墓を作るのでいちばんお金がかかります
永代供養墓(合葬)
引っ越しと言っても、新しくお墓を作らず、他人と一緒のところに遺骨を入れて供養する合葬という形があります。
お寺や霊園が続く限り、供養してくれるものを永代供養墓(合葬式)と言います。
公営でいうと、真岡市営長田霊園や小山市営墓園やすらぎの森などに合葬式があります。(65,000円/1体~)
引用元:真岡市営長田霊園
公営ではなくても、民営霊園やお寺にも永代供養の合葬墓はあります。
基本的に、始めにお金を払えばその後の管理料はかからないことが多いです。
この形が一番安いです
納骨堂
納骨堂はお寺や霊園などにある、遺骨を納めるための屋内施設です。
韓国ドラマによく見られる形で、ロッカー型になってる納骨堂が多いです。
納骨スペース(ロッカー)は購入しますが、墓石よりも安いです。
期間が決まっていて終了すると合祀墓へ移されるところもありますし、管理料(年に1~2万円程度)を払い続ければずっと利用できる施設もあります。
散骨
散骨とは、遺骨をパウダー状にして海や山、空などにまく方法です。
ただし自分勝手にどこにまいてもいいというわけではなくて、法律や自治体に条例があります。
あらかじめ調べておき、マナーを守ることが大切です。
樹木葬
樹木葬とは墓石の代わりに樹木をシンボルとするものです。袋に入れて樹木の周りに埋められます。
合葬式と個別式がありますが、どちらも墓石を買わない分だけ安くすみます。
自宅供養(手元供養)
自宅や身近なところに、遺骨の一部や全部を置いて供養する方法です。
法律では「遺骨を埋めてもいい場所」が決められていて、「埋めなければならない」とはなってません。
自宅の仏壇などで供養すれば、余計なお金はかかりません。
STEP4 石材店に見積もりを取る
墓じまいの了解が得られて新しい供養先も決まったら、石材店に見積もりをとります。
その際に大切なことは、複数の石材店から相見積もりを取ることです。
ただし、お寺や霊園には指定石材店がある場合も多いので、はじめに確認しておくことです。
指定石材店制度とは?
お寺や霊園が特定の石材店と専属契約してる制度です。墓地の敷地内に石材店の建物やビルが建ってる事が多いです。
石材店の品質を保つためと墓地の景観を一定に保つためで、協力店とも呼ばれます。
指定石材店が決まってると何もできないので、他の石材店や代行業者に依頼しても断られます。
この制度ができたのは、墓地や霊園を開くときの出資金が関係していると言われています。
指定はなくともお寺には出入りの業者がいるはずなので、お寺に相談するのがおすすめです。
STEP5 行政書類の手続きをする
墓じまいに必要な書類は、基本的に次のとおりです。
- 改葬許可申請書(自治体)
- 埋蔵証明書(墓地管理者)
- 受入証明書(引越し先)
- 承諾書(墓地の名義人)
- 申請者の身分証明書等
改葬許可申請書は自治体のHPからダウンロードできて、斎園管理課や市民課、保健所生活衛生課などに申請します。
その自治体での墓じまいの手順も、自治体のHPで確認できます。
すべて揃わないと墓じまいはできません!・・大変
STEP6 閉眼供養してご遺骨を取り出す
閉眼供養は、墓じまいの際に行われる儀式で、お墓に宿ってると言われる故人の霊を抜き出す儀式です。
お坊さんにお経をあげてもらいますので、お布施も必要になります。
お布施は3~5万円くらい
お車代や御膳料がかかることも
閉眼供養を終えたら、石材店さんに頼んでお骨を取り出します。
取り出したお骨は新しい供養先に持っていきます。郵送もできます
STEP7 お墓を撤去して更地にする
ご遺骨を取り出した後は、石材店さんにお墓を撤去して更地にしてもらいます。
撤去した墓石は石材店さんに処分してもらい、墓地は更地にしてからお寺や霊園に返します。
土地は借りてるだけなんです
STEP8 新しい供養先で開眼供養・納骨
取り出した遺骨を新しい供養先まで持っていき、納骨します。
新しいお墓にいれる場合には、それまでにお墓をつくっておく必要があります。
新しいお墓の場合は開眼供養、永代供養のときには納骨法要が必要です。
このときにもお布施が必要になります。開眼供養だけなら3~5万円が相場です。
それぞれの栃木県での平均費用
栃木県でかかるそれぞれの平均費用はこちらです。
- 家族や親族と相談して理解を得る
- お寺や霊園に相談する(離檀料:~10万円前後)
- 次の供養先を決める(5~250万円位)
- 石材店に見積もりを取る(無料)
- 書類手続きをする(数千円)
- 閉眼供養してご遺骨を取り出す(3~5万円位)
- お墓を撤去する(10~20万円位)
- 新しい供養先で開眼供養・納骨(3~5万円位)
離檀料、開眼供養・閉眼供養のお布施は、お寺によってまちまちです。
お金を支払う相手先は3つです。
- 今までのお寺
- 石材店
- 新しいお寺、霊園
トータルすると、栃木県で墓じまいするには費用が「30~300万円」ほどかかります。
墓じまいをする理由
では、なぜ高いお金を払っても、墓じまいしたほうが良いのでしょうか?
その理由は3つあります。
- 撤去費を請求されるリスク
- 先祖の遺骨がなくなる
- 精神的な安定
撤去費を請求されるリスク
お寺に墓地契約書があり、その中にお寺が墓石を撤去したときの費用請求について書かれてるときもあります。
なかったとしても、お寺も自腹で撤去しないといけないので、あなたを探して請求してくるリスクがあります。
管理費も、納めてない年数分を請求されるかもしれません。
ばっくれようかしら・・・
ずっと不安なまま暮らすことになってしまいますよ
実はお寺側も無縁仏と思われるお墓を、勝手に撤去することはできないんです。
墓埋法や墳墓発掘罪に問われることもありますし、縁故者から原状復帰の訴訟を起こされる可能性もあるからです。
なので、お寺側は可能な限り墓地の使用者を探そうとします。
先祖の遺骨がなくなる
お寺や霊園は、承継者と連絡が取れなくなって一定期間過ぎたら墓地を撤去できます。
お墓の中に入っていた遺骨は合祀墓に入れられてしまいます。
精神的な安定
墓じまいをせずに放置していると、親戚や親兄弟から文句を言われるはずです。
なんで勝手にやったの!?
また、お寺や霊園からも定期的に連絡が来ます。
それらが続くと、かなりな精神的な負担になってしまうのではないでしょうか。
あなただけでなく、お子さんたちにも迷惑が・・
栃木県での墓じまいの費用を安くする方法(補助金以外で)
- 費用を抑えるためにできることは?
- 自分でできる手続きは自分で!
- 石材店を選ぶ前にするべきこと
- 石材店を選ぶポイント
- 石材店を探す方法は3つ
- 新しい供養先で費用を抑えるには?
- 永代供養墓にかかる金額
- 納骨堂にかかる費用
- 樹木葬の費用
- 散骨の費用
- 自宅供養・手元供養の費用
費用を抑えるためにできることは?
墓じまいの費用を抑えるためにできることは3つです。
- 自分でできる手続きは自分で行う
- 石材店で相見積もりを取る
- 公営霊園で合葬にする
自分でできる手続きは自分で!
墓じまいの具体的な流れをもう一度紹介します。
- 家族や親族と相談:まず、墓じまいを行うことについて家族や親族の理解を得る
- お寺や霊園に相談:現在の墓地の管理者に相談し、手続きの方法や必要な書類を確認する
- 新しい供養先の決定:お墓の引越し先を決める
- 石材店を決定:相見積を取ってなるべく安くて信頼のおける石材店と契約する
- 改葬許可証の申請:役所に改葬許可証を申請し、必要な書類を揃える
- 閉眼供養の実施:僧侶や住職に閉眼供養を依頼し、儀式を行う
- 墓石の撤去・原状復帰:契約した石材店で墓石の撤去と墓地の原状復帰をしてもらう
- 遺骨の移設:新しい供養先に遺骨を移設し、開眼供養を行う
1番と2番がご自身でする部分で、他人には頼めずサービスもない部分です。
3~5番は代行サービスがあって、お金を積めば頼むことができます。
6~8番は素人にはできず、お金を払ってやってもらう部分です。
代行サービスは3~8番のトータルパックが多いですが、自分でできるところを自分でやれば、その分安くすみます。
代行サービスも相見積もりが大切です
石材店を選ぶ前にするべきこと
まず覚えておいてもらいたいのは、お寺や霊園には指定石材店制度があるいうことです。
お寺や霊園によって、専属契約や協力している石材店があり、他の石材店は入れないという制度です
ですから、石材店を選ぶ際には、まずお墓があるお寺や霊園に問合せをすることが大切になってきます。
指定石材店がなく、どちらの石材店でも構わないという返事をもらえたら、あなた自身で石材店を探しましょう。
ただ、栃木県には400件以上の石材店があります
石材店を選ぶポイント
栃木県で石材店を選ぶときに見るべきポイントは7つです。
- 墓石に関する知識や実績が豊富
- 相談をしやすい
- 見積もり書や契約書がしっかりしている
- アフターサービスが充実してる
- 施工したお墓の見学ができる
- お寺や霊園の近く
- 大幅な値引きをしない
この7つのポイントを基準にして、石材店を探して相見積もりを取っていきましょう。
コツはHPに「墓じまい」の文字があるかどうかです。
石材店を探す方法は3つ
実際に石材店を探す方法は3つです。
- お寺や霊園におすすめを聞く
- お寺や霊園の近くを探して話を聞く
- ネットで探す
まずはお墓のあるお寺の住職や霊園におすすめを聞いたり、お墓の近くを歩いてあなたの目で探しましょう。
もし気に入った石材店がなければ、ネットなどで探すことです。
必ず複数の石材店から、相見積を取る事を忘れずに!
新しい供養先で費用を抑えるには?
お墓から遺骨を取り出した後は、必ずどこかで供養しないといけません。
なるべく出費を抑えるには、費用が安い供養先を考えることが大切です。やはり合葬墓が安いです。
遺骨の供養先は大きく分けて5つあります。
- 永代供養墓
- 納骨堂
- 樹木葬
- 散骨
- 手元供養
永代供養墓にかかる費用【栃木県】
永代供養墓と言っても次の3種類があります。
- 単独墓:お墓を新しく建てる
- 集合墓:石碑や石塔は1つで納骨スペースが分かれてる
- 合祀墓:他の人の遺骨と混ぜて供養
それぞれの種類でも地域やお寺によって値段はまちまちですが、だいたい次のようになっています。
- 単独墓:40万円+墓石料
- 集合墓:20万円+墓誌刻字料
- 合祀墓:5万円+墓誌刻字料
はじめの40万円、20万円、5万円は永代供養料で、契約したときに一度だけ払います。年間管理料はないところが多いです。
単独墓の墓石料は20万円から200万円くらいで、石の種類や形状、大きさなどによって変わってきます。
集合墓と合祀墓の墓誌刻字料は3万円から5万円くらいで、どこで刻むかによっても違ってきます。
なるべく出費を抑えるには、合祀墓で永代供養(合葬式)をしてもらうことです。
栃木県の永代供養墓を探すには?
栃木県には59ヶ所の公営墓地、公営霊園があります。
その中で、合葬式の永代供養墓があるのは3ヶ所です。
- 小山市営墓園やすらぎの森(75,000円/1体)
- 栃木市営皆川聖地公園(100,000円/1体)
- 真岡市営長田霊園(65,000円/1体)
栃木県で永代供養墓を探すには、「(お住いの地域) + 永代供養墓」で検索してみましょう。
また次のサイトも便利です。
注意するポイントは無宗派や無宗教と、檀家義務無しで見つけることです。
納骨堂にかかる費用【栃木県】
納骨堂とは室内に設けられた納骨スペースに、骨壺のままで収蔵するものです。お墓が一戸建てなら、納骨堂はマンションみたいなものです。
運営はお寺、自治体、民営(宗教法人・財団法人・社団法人など)があります。
料金は10万円から100万円くらいまでいろいろで、それとは別に年間管理費として1万円程かかります。
料金とは、永代供養料や永代使用料、開眼法要料、納骨費用のことで、一番はじめに払います。
年間管理費を何年か滞納したら合葬されます
樹木葬の費用【栃木県】
樹木葬は、墓石ではなく樹木や植物をシンボルとして、その周りに埋葬するものです。
タイプも合葬式や個別埋葬、年間管理費があるものないもの、いろいろあります。
栃木県の樹木葬の金額は、10万円から100万円くらいで、新たにお墓を立てるよりは安く済みます。
散骨の費用【栃木県】
散骨とは海や山にパウダー状にした遺骨をまくことです。
ただし、勝手に遺棄したり埋葬したりすることは法律で禁じられています。
参考:「墓地、埋葬等に関する法律」、「散骨に関する留意事項」
散骨をしたいと思ったら、海洋散骨専門の業者に依頼することです。
栃木県で頼める海洋散骨の費用はだいたい次のとおりです。
- 個別散骨 20~30万円
- 合同散骨 10~20万円
- 委託散骨 5~10万円
個別散骨とは船を1隻チャーターして家族だけで海に行くもの、合同は数家族で乗り合わせて、委託は業者が海にまく散骨になります。
栃木県で散骨の業者を探すには?
栃木県のおすすめの海洋散骨業者はこちらです。
散骨ポイントはディズニーランド沖か、羽田沖になります。
さらに栃木県で散骨の業者を探すには「栃木県+散骨」で検索してみてください。
こちらのサイトでも探せます。
自宅供養・手元供養の費用
自宅供養とは、遺骨の全部または一部を自宅に持ち帰って供養する方法です。
粉骨して体積を5分の1程度に減らしたり、分骨して仏壇に納めます。
もっと小さくしてアクセサリーにする人もいます。
ただし、遺骨を勝手に分骨したり捨てたり、アクセサリーに作り変えたりはできません。
手続きや書類が必要ですので、手元供養の業者にアドバイスを仰ぐことをおすすめします。
自宅供養・手元供養の費用は、だいたい5千円から20万円くらいです。
手元供養に役立つサイト
手元供養に必要な仏具などを購入できるサイトです。
時間がない、面倒くさいという方には代行業者がオススメです
無料で墓じまいってできるの?
「墓じまいを、できれば無料でやりたい」という方がよくいらっしゃいますが、まず不可能です。
お墓から遺骨を取り出すだけでも、自治体やお寺から書類(有料)をもらわないといけません。
さらに、墓石をそのままにはしておけないので、撤去費用は必ずかかってしまいます。
子孫のためにも今やっておいたほうが良いですね
墓じまいの代行業者の選び方と注意点【栃木県】
- 代行業者とは?
- 代行業者に頼むメリット
- 代行業者を選ぶときのポイント
- おすすめの代行業者3選
- 代行業者に頼むときの注意点
代行業者とは?
墓じまいの代行業者には、面倒な書類手続きやお墓の撤去などの作業をお任せすることができます。
- 墓じまいの相談
- 書類提出の手続き
- 石材店や新しい供養先の紹介
- お墓の撤去
- 揉めたときの離檀交渉
運営母体は石材店や霊園、行政書士、メディアなどさまざまです。
代行業者によって、できることとできないことが違います。
代行業者に頼むメリット
墓じまいを代行業者に依頼するメリットはお金と時間の交換です。
面倒な手間やあなたの大切な時間を大幅に省いてくれます。
墓じまいは初めてのことばかりでかなり難しくて大変だと思われてるんじゃないでしょうか。
代行業者に依頼することで、たとえ何もわからなくても、安心して墓じまいを進めることができます。
代行業者を選ぶときのポイント
代行業者を選ぶポイントは3つです。
- 代行内容をチェック
- 料金を比べる
- 口コミを調べる
上述したように、代行業者によってやってくれる内容が違いますので、何をしてくれるのか、何をしてもらいたいのかをはっきりさせることが大切です。
そのうえで、相見積もりをとって比較しましょう。
もちろん、口コミも参考にして選ぶことが大切です。
おすすめの代行業者3選
栃木県で墓じまいするときのおすすめの代行業者をいくつか紹介します。
実際に、これらの業者に依頼した利用者の口コミでは、丁寧な対応と迅速な手続きに満足したとの声が多く寄せられています。
「わたしたちの墓じまい」たったの5.6万円/1㎡から
引用元:わたしたちの墓じまい
「わたしたちの墓じまい」は創業18年の実績をもつ墓じまいの代行業者です。
サービス内容はこちら。
- お墓の撤去
- 離檀代行・サポート
- 行政手続きサポート
- 撤去業者持ち込み交渉
- 墓じまい全体のサポート
代行業者には珍しく、離檀代行・サポートもしてもらえます。お寺さんと揉めてるときに便利です。
サービスはそれぞれ別々に申し込めますし、トータルでのお願いもできます。
公式サイトで詳しいサービス内容や金額をご確認ください。
豊富な施工実績から多くの方に選ばれています。
永代供養、離檀代行・行政手続き、魂抜き・閉眼供養、散骨など
安心・安全の「イオンの墓じまい」
引用元:イオンのお葬式
日本全国で有名な大手企業「イオン」が提供するサービスです。
基本的なサービスがワンセットになっています。
- 行政手続き
- お骨の取り出し
- 墓石の解体・処分
- 墓地を更地に戻す
- お骨の受け渡し
公式サイトから詳細の金額をご確認ください。
\ 詳しい金額はこちら /
すべてをワンセット「ミキワの墓じまい」
引用元:信頼のお墓のミキワ
面倒な手続きは一切不要で、お墓の解体・処分から行政手続きまでワンストップで代行してもらえます。
サービス内容はこちら。
- 行政手続き代行
- ご遺骨の取り出し
- 墓石の解体・処分
- 墓所の変換
行政手続きだけでもお願いすることができます。38,500円(税込み)~です。
公式サイトから詳細をご確認ください。
代行業者に頼むときの注意点
代行業者に頼むときには、大きく分けて3つの注意点があります。
- 親族やお寺の住職との相談は自分がする
- お寺や霊園の指定石材店制度の確認
- 相見積もりを取り契約書をしっかり交わす
親族や住職との相談は、まず自分で
代行業者に親族の説得や住職への感謝をあなたの代わりに話してもらうのはできません。
音信不通なら仕方ないですが、反対している親戚や兄弟と話をするのはあなたの役目です。
でも、文句を言われる覚悟で推し進めても何の問題もありません。承継者はあなたですから。
住職への感謝や墓じまいの件も、あなたが直接お話したほうが快く受けてもらえるはずです。
人と人のつながりは大切です
指定石材店制度があるとダメ
そもそもですが、お墓のある菩提寺や霊園に指定石材店や協力店がいれば代行業者は使えません。
その場合は、その指定石材店にお話して、行政手続きや墓石の撤去をしてもらうことになります。
新しい供養先でも同じで、相見積もりを取ろうと思っても石材店から断られます。
ただ、明らかに高額だったり対応が悪ければ、住職やその先の総本山に相談してみることです。
泣き寝入りはダメですよ
相見積もりと契約書をしっかりとる
ネットでみたり話を聞いてすぐに決めないことです。とりあえず見積もりを取りましょう。
というのも、実は墓石の撤去やお骨の取り出しは、墓石の大きさや墓地の広さ、遺骨の数によって料金が変わってきます。
石材店によっても変わってきますので、複数の代行業者から相見積もりをとって比較検討することです。
そのうえで、契約書をしっかりと交わして、後から余分なお金が発生しないように約束しましょう。
相見積もりと契約書は本当に大切です
栃木県の公営霊園・公営墓地
宇都宮市の公営霊園
栃木市の市営霊園
皆川聖地公園と都賀聖地公園には、9年以内の返還に対しての永代使用料の還付があります。
佐野市の市営墓地
- 多田墓地
- 葛生墓地
鹿沼市の公営霊園
日光市の公営霊園
- 鬼怒川霊園
- 川治霊園
- 本妙寺墓地
- 宝増寺墓地
- 吞龍時墓地
- 下間藤墓地
- 花柄墓地
- 龍蔵寺墓地
- 中才墓地
- 神子内墓地
- 原向墓地
- 西川霊園
- 仲内墓地
- 川戸墓地
小山市の公営墓地
- やすらぎの森(合葬式墓地あり)
真岡市の公営霊園
引用元:真岡市営長田霊園
大田原市の公営霊園
- 北山霊園
- 中田原霊園
- 実取墓地
- 大神墓地
矢板市の市営墓苑
那須塩原市の市営霊園
- 赤田霊園(募集なし)
- 塩原温泉さくら公園墓地
さくら市の市営霊園
下野市の市営霊園
- 三昧場墓地
- 国分寺釈迦堂霊園墓地
- 柴南霊園墓地
- サイ川霊園墓地
- 柴木間内墓地
- すがた川霊園墓地
上三川町の町営霊園
- 上三川霊園(合葬式墓地あり)
壬生町の町営墓地
野木町の町営墓地
集合墓式の合葬墓地はありますが、現在募集されていません。
高根沢町の町営墓地
まとめ:墓じまいの補助金【栃木県】1割安く済ませるためのコツを徹底解説
この記事のまとめです。
- 栃木県の墓じまい補助金制度は今のところない
- 永代使用料の還付が可能な霊園がある
- 他自治体の補助金例として千葉県市川市では最大44万円
- 墓じまいの補助金は時期によって変わるのでチェックが必要
- 補助金・還付金の有無はお墓がある自治体のホームページで確認する
- 公営の墓地は安いが競争がかなり激しい
- 栃木県には公営墓地が59ヶ所ある
- 合葬式の公営霊園は3ヶ所ある
- 改葬の手続きには改葬許可申請書や実印などが必要
- まずは家族や親族と相談して理解を得る事が大事
- お寺や霊園に、感謝を伝えながら相談すること
- 次の供養先を決めないと墓じまいできない
- 散骨、樹木葬、手元供養も選択肢としてアリ
- お寺や霊園に指定石材店制度があるときも
- 行政書類から墓石撤去までワンストップの代行業者が便利
- 代行業者に頼むことで時間の節約ができる
- 代行業者は墓じまいのプロだから安心して任せられる
最後まで読んでいただきありがとうございました!
厚労省:墓地、埋葬等に関する法律の概要
栃木県の墓じまいの補助金制度に関するよくある質問
- 栃木県の墓じまいに関する補助金を探すには?
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お墓のある自治体のホームページで確認できます。もしくはその自治体の役所に行って、環境衛生課、福祉課、住民課、戸籍課などで確認してみましょう。
- 兄弟や親戚にOKを取らないとダメなの?
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祭祀承継者には自分の判断で墓じまいできる決定権があります。ただ、後々トラブルになるので親戚や親兄弟に相談して納得してもらうことが大切です。
ただし、疎遠になっていたり仲が悪くて全然会ってないときなどは、わざわざ了解を得るために相談しなくても大丈夫です。
- 墓じまいしたあとのおすすめの供養先は?
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栃木県にかぎらず、公営墓地が一番お安いことと、無宗教無宗派なので納骨しやすいです。ただし、倍率が高いのと募集期間が決まってるので注意が必要です。各公営墓地のホームページで確認してください。
>>公営墓地とは?
- おすすめの墓じまい代行業者は?
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「わたしたちの墓じまい」「イオン」「ミキワ」です。全国規模ですし料金も良心的です。ただし、お墓を実際に見てもらうのと、相見積もりを取ることが大切です。