墓じまい代行業者の選び方と注意点！依頼できない内容は何？

「墓じまいの代行って？」

「どの代行業者を選べば？」

「代行業者してくれる事は？」

墓じまいの代行業者を考えてる人のお悩みにお答えしながら、墓じまい代行業者の選び方と注意点を詳しく紹介します。

墓じまいを考えた際、実は代行業者を選ぶのが重要なポイントです。

費用やサービス内容はもちろん、業者の口コミや業者ランキングを参考にすることが大切です。

また、行政手続きが必要な場面では、行政書士による手続き代行も役立ちます。

お寺と交渉が必要な場合もあり、業者選びがスムーズに進むための鍵となります。

あなたにあった代行業者を選ぶことが、あなたの墓じまいをスムーズに進めるための大事な一歩になります。

参考：墓じまいの流れや手順

墓じまいの代行業者とは？

墓じまいの流れと誰に相談するのか？

一般的な墓じまいの流れは次のような感じです。実行する人とは、実際に行う人です。

本人と書かれてる部分は、代行することはできまぜん。

代行可能と石材店、僧侶は、代行業者に依頼できます。

順番	ステップ	実行する人
1	親族に相談	本人
2	お寺に相談	本人
3	業者に依頼	本人
4	石材店に依頼	代行可能
5	お墓の内部調査	石材店
6	新供養先の選定	本人
7	書類申請	代行可能
8	閉眼供養	僧侶
9	遺骨取り出し・墓地撤去	石材店
10	遺骨移動	代行可能
11	（開眼供養）	（僧侶）
12	納骨	代行可能

「代行可能」は代行業者自体が行い、「僧侶」「石材店」は代行業者が適切な業者に依頼するという意味です。

代行業者に頼まない場合、これらをすべて本人がしなくてはなりません。

墓じまいするのは50代とか60代などの高齢者が多いので、これだけのことをやると体調を崩してしまいがちなんです。

参考：墓じまいすると体調不良になる

代行サービスの種類

墓じまい代行といっても、上述した墓じまいのステップをすべてやってくれるわけではないです

代行サービスによっても内容が違ってきますが、共通している主なサービス内容は、だいたい次の4つになります。

しかも、代行サービスによっては、ステップを選べるところもあったり、パックになってるサービスもあります。

オプションとして提供されるものもあるため、依頼する際には何が基本料金に含まれているか、しっかり確認するのが大切です。

代行してくれる内容

墓じまい代行業者が対応してくれる主な内容を簡単に説明します。

供養先の紹介

墓じまいをした後に、遺骨をどこに納めるか一番始めに決めなければいけません。

多くの代行業者は、供養先の紹介を行っており、永代供養墓や樹木葬、海洋散骨など、さまざまな選択肢を提案してくれます。

これにより、利用者は提案された中から、自分や家族に合った新たな供養方法を選べます。

行政手続きの代行

墓じまいには、行政機関への申請や許可手続きが必要です。

特に、改葬許可証の取得や役所への書類提出は専門的な知識が必要な場合もあります。

代行業者は、これらの行政手続きをすべて代行してくれるため、利用者は手続きの煩雑さから解放され、スムーズに墓じまいを進められます。

遺骨の取り出しと移動

遺骨の取り出しは、墓じまいにおける非常に重要な作業です。

遺骨を取り出す石材店への依頼や、希望する供養先や新しい墓地への移動を代行業者がサポートしてくれます。

さらに、希望があれば遺骨を一時的に預かってもらうところもあります。

遺骨の取り扱いに不安がある場合でも、専門スタッフが対応するので安心して任せられます。

お墓の解体撤去

お墓の解体撤去をする石材店への指示も業者が代行します。

内部調査を含め、墓石の解体や撤去、処分、墓地を整地する作業まで、すべてをお任せでやってくれます。

依頼者自身が現場で作業に立ち会わなくても良いところもあります。

お寺との離檀料交渉

代行業者によってはお寺との離檀料交渉をサポートしてくれるところもあります。

ただし、法律に関わる部分もあるため、離檀料の金額交渉やお寺との直接的なやり取りは、代行業者ではなく弁護士が行うことが多いです。

信頼できる業者であれば、離檀料に関するアドバイスや相談に乗ってくれるため、事前に確認しておくのが重要です。

納骨

墓じまいの最後のステップとして、納骨をサポートしてくれる業者もあります。

新しい供養先に遺骨を納める手続きを代行業者が行い、遺骨の管理や納骨がスムーズに進むように手配してくれるところもあります。

お墓が遠いところにあって、もうほとんど行くことができない場合には、そういった業者への依頼をおすすめします。

代行してくれない内容

一方で、どの墓じまい代行業者にも依頼できないステップも2つあります。

上述の表でいえば、「親族・家族への相談」と「お寺への相談」と、法律的な交渉です。

親族・家族への相談

親族・家族への相談や説得は、墓じまいの代行業者と言えども、絶対にできません。

この部分だけは、あなた自身がみずから出向いて、相談・説得する必要があります。

墓じまいするかどうかだけではなく、墓じまいした後にどこに供養するか、どのように供養していくのかをしっかりと納得してもらうのがとても大切です。

代行業者と契約する前に、親族や家族全員に納得してもらわないと、進めてはいけません。

参考：親族の同意が得られない時は？

お寺への相談

お寺への相談も代行できません。

墓じまいせざるをえない理由や、今後どうしていくのかを、お寺に話せるのはあなたしかいません。

今までのお礼や感謝を含めて、一番はじめはあなたが出向いて住職とお話をするのをおすすめします。

もしも、話がこじれたり高額な離檀料を請求されたりしたら、弁護士や本山に相談したり、代行業者に相談することはできます。

法律的な交渉

社内に行政書士がいない代行業者は、法律的な交渉はできません。

お寺との離檀料や供養費用の交渉は、法律に触れる可能性があるからです。

離檀交渉を代行できる業者には、弁護士や行政書士などの法律の専門家がいます。

弁護士法
第七十二　条弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。（引用元：G-GOV 法令検索）

代行費用の目安

墓じまい代行の費用は、作業内容や墓地の規模によって異なりますので一概には言えません。

一番基本的な墓じまいパックは20万円位からだと思って良いですが、まずは見積もりをもらって検討するべきです。

大切なのは何をしてくれて、どのくらいの費用がかかって、後で費用が発生しないことの確認です。

一般的な墓じまいの金額は20～200万円だと言われていますが、ご自身でやるよりは多少高めになるはずです。

ただし、この費用は墓地の規模、どの業者にするか、どの供養先にするかによって、金額は変わってきます。

代行業者も複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

参考：墓じまいの費用総額と内訳

行政書士を活用した手続き代行

墓じまいを行う際の行政手続きだけを、行政書士にお願いすることもできます。

自治体によっては代行申請が行政書士のみに限られてるところもあります。

依頼内容や地域によって異なりますが、費用は1万～5万円程度です。

ただし、書類作成自体は難しいことはないので、お墓が近くにあったり、動ける時間が十分にある人はご自身でやられてみるのもいいです。

代行を使うメリット

墓じまい代行サービスの利用するメリットは次の3つです。

時間と手間が大幅に省ける

まず手間と時間が大幅に省けることが挙げられます。

墓じまいには、複雑な行政手続きやお墓の解体作業、遺骨の移転などが含まれ、個人で全てを行うのは非常に負担が大きいです。

代行業者を利用すれば、これらの手続きをすべてプロに任せることができ、自分の時間や労力を節約できます。

手続きをスムーズに進められる

法的手続きやお寺との交渉をスムーズに進められる点もメリットです。

特に、管理者や所有者がわからないお墓の場合には、手続きにかなり時間がかかります。

さらに、お寺との離檀交渉も慎重に進める必要がある場面では、専門家のサポートが役立ちます。

遠いところにあるお墓にも対応してもらえる

遠方のお墓の管理や墓じまいも対応してもらえるのも利点です。

近年、都市部に住む人が故郷のお墓を管理するのが難しくなるケースが増えています。

その場合、何度も現地に足を運んだり手続きを進めないといけないので、中々墓じまいを進められないのが事実です。

全国対応の業者も多く、どこに住んでいてもサービスを受けやすい環境が整っています。

代行を使うデメリット

一方で、墓じまい代行サービスにはデメリットも存在します。

通常より費用がかかる

まず通常より費用がかかるという点が最も大きなデメリットです。

墓じまいの費用は業者によって異なりますが、解体費用、行政手続き代行料、離檀料など、すべてを含めると数十万円になります。

費用を節約したい人にとっては、個別に自分で手続きを進める方が安く済むこともあるため、コストが大きな負担になる可能性があります。

業者選びに時間がかかる

次に、業者選びに慎重にならなければならないという点もデメリットです。

何をしてくれるのか、何をしてくれないのかをはっきりさせないと、せっかく頼んだのに自分でしないといけなくなるなんてことも起きてしまいます。

代行業者のサービス内容をしっかりと確認するのが、とても大切になります。

墓じまい代行サービスの選び方と注意点

どこに頼む？代行業者の選び方

墓じまい代行業者を選ぶ際には、次の3つが大切です。

サービス内容の確認

まずは、サービス内容をしっかり確認するのが一番大事です

上述したように、墓じまいには、お墓の解体だけでなく、遺骨の取り出し、改葬先への移動、さらには行政手続きなどが伴います。

さらに業者によっては、これらのサービスがパッケージになっていたり、オプションがある場合もあります。

何をしてもらうか、何を自分でするのかを確認することが大切です。

料金の確認

次に、料金体系の明確さを確認しましょう。

見積もりは複数の業者から取ることをおすすめしますが、その際、料金がわかりやすく提示されているかが重要です。

特に注意したいのは、追加料金の有無です。安い見積もりを提示されても、後から追加費用がかかる場合があります。

見積書に何が含まれているのか、細かく確認しておくことが必要です。

信頼性の確認

また、業者の信頼性も重要です。

実績が多く、評判の良い業者を選ぶことで、トラブルを避けることができます。

地域密着型の業者や、全国規模で展開している大手など、業者の規模によっても対応が異なるため、自分の状況に合った業者を選ぶのがポイントです。

いずれにせよ、複数の業者のサイトをみたり、見積もりをとるのが一番です。

口コミチェックが大切

上記の3つの選ぶポイントを見るためには、口コミの確認が非常に重要な要素です。

口コミを確認することで、実際にサービスを利用した人の意見や体験談を知ることができ、業者の信頼性や対応の質を判断する手助けになります。

チェックするポイントは3つです。

この3つについて、口コミサイトやSNS、専門のレビューサイトなどを利用して、実際の評判を調べてみるのがあなたが損をしないための近道です。

お寺と交渉する際の注意点

墓じまいを行う際、お寺との交渉は避けて通れない重要なステップです。

ユーチューブで発信してるような良い住職だけではなく、実際に身近にとんでもない住職がいるという話も聞いています。

そんなとんでもない住職にも、はじめは相談という形で、下手に出て持ち上げながら信頼関係を築くのが大切です。

お互いに感情的になってしまったらおしまいです。

最終的には無視して墓じまいしてしまえば良いのですが、なるべく波風立てずに穏やかに墓じまいするのをおすすめします。

代行業者ランキング

墓じまいするときのおすすめの代行業者を3社紹介します。

所有者や管理者がわからないときにも、一度相談されるのをおすすめします。

1位：「わたしたちの墓じまい」たったの5.6万円/1㎡から

引用元：わたしたちの墓じまい

「わたしたちの墓じまい」は創業18年の実績をもつ墓じまいの代行業者です。

サービス内容はこちら。

代行業者には珍しく、離檀代行・サポートもしてもらえます。お寺さんと揉めてるときに便利です。

サービスはそれぞれ別々に申し込めますし、トータルでのお願いもできます。

公式サイトで詳しいサービス内容や金額をご確認ください。

2位：安心・安全の「イオンの墓じまい」

引用元：イオンのお葬式

日本全国で有名な大手企業「イオン」が提供するサービスです。

基本的なサービスがワンセットになっています。

公式サイトから詳細の金額をご確認ください。

＼ 詳しい金額はこちら ／

ちなみに、イオンの墓じまいにはイオンカードが使えますので、ポイントがたまります。

もしもイオンカードをもっていなければ、こちらから作った後に、墓じまいを依頼してください。

⇒ イオンカード（WAON一体型）

3位：すべてをワンセット「ミキワの墓じまい」

引用元：信頼のお墓のミキワ

面倒な手続きは一切不要で、お墓の解体・処分から行政手続きまでワンストップで代行してもらえます。

サービス内容はこちら。

行政手続きだけでもお願いできます。38,500円（税込み）です。

公式サイトから詳細をご確認ください。

もっと詳しく：おすすめ代行業者12選

わたしたちの墓じまいの口コミ

「わたしたちの墓じまい」は、創業18年という長い実績を誇る墓じまい代行業者で、口コミでも高い評価を得ています。

多くの利用者が親切丁寧な対応に満足しており、特にお寺との離檀交渉をサポートしてくれる点が評価されています。

お寺との関係に不安を感じている人にとって、頼りになる存在です。

また、価格設定が明瞭で追加費用がないという点も、利用者に安心感を与えています。

「見積もり後に追加の費用が発生しなかったので、安心して任せられた」といった口コミが多く見られます。

特に費用面での透明性は、初めて墓じまいを依頼する人にとって重要なポイントです。

さらに、全国対応であることから、遠方に住んでいる人でも簡単に利用できる点も高く評価されています。

「遠方に住んでいても、メールや電話でスムーズに進められた」との声が多く、利便性も大きなメリットとして挙げられています。

もちろん、見積もりは無料で無理な勧誘や押し売りは一切ありません。

＼ご相談・お見積りは全て無料 ／

イオンの口コミ

「イオンのお葬式」は、全国展開しているイオンが提供する墓じまいサービスで、口コミでもその信頼性とリーズナブルな料金が評価されています。

特に多くの利用者が、明確なパック料金に満足しており、「価格がはっきりしていて、余計な費用がかからなかった」というコメントが目立ちます。

また、イオンカードを利用することができる点や、大手ならではの安心感も好評です。

「大手企業だから信頼できる」「わかりやすい説明で、安心して依頼できた」との声が多く、初めての墓じまいでも不安なく進められる点が魅力とされています。

一方、口コミでは、対応が少し機械的に感じたという意見も見られます。

大企業ならではの標準化された対応が、場合によっては温かみが欠けていると感じる人もいるようです。

しかし、全体的には「価格とサービス内容のバランスが良い」との声が多く、コストを抑えつつ、スムーズに墓じまいを進めたい人に人気があります。

＼安心のイオンに無料相談 ／

誰に相談すればいいか？

誰に相談すれば良いか悩んだときには、まずは家族や親族に相談してから、墓じまい代行業者や行政書士に相談することです。

何十年も経験している人に聞けば大体の悩みや問題は解決できるからです。

また、お寺や霊園の管理者や石材店にも相談するのも大切です。

同じように、何件も墓じまいしてるからです。

ただし、離檀料などで揉めたときには、弁護士や本山に相談するのをおすすめします。

いずれにせよ、家族や親族としっかりと話し合う野が一番大切です。

墓じまいは一大決断であり、後々のトラブルを避けるためにも、家族全員が納得できる形で進めることが理想です。

代行業者に関するよくある質問

Ｑ1：墓じまい代行業者に依頼すると、どのような作業をしてくれますか？

A. 墓じまい代行業者は、主にお墓の解体撤去や遺骨の取り出し、新たな供養先の紹介、行政手続きの代行などを行います。また、希望によっては、遺骨の移動や一時預かり、さらにお寺との離檀交渉のサポートをしてくれる業者もあります。⇒ 代行内容

Ｑ2：墓じまい代行業者に依頼する場合、費用の目安はどれくらいですか？

A. 墓じまいの費用は、墓地の広さや地域、具体的な依頼内容によって異なりますが、一般的には20万円～30万円が目安です。ただし、業者によってはパックだったりオプションがあったり追加費用がかかることがあるため、見積もりをしっかり確認することが大切です。⇒ 代行の費用

Ｑ3：お寺との離檀交渉は業者が代行してくれますか？

A. お寺との離檀交渉は、法律に関わる場合があるため、代行業者が対応できる範囲は限られています。お寺との話し合いをサポートしてくれる業者もありますが、具体的な金額交渉など法律的な問題が発生する場合は、弁護士に相談する必要があります。⇒ 離檀交渉

Ｑ4：墓じまいを依頼する際に、どんな書類が必要ですか？

A. 墓じまいを進めるには、自治体への「改葬許可申請書」が必要です。これには、お墓がある場所の寺院や霊園からの証明も必要となるため、事前にお寺や霊園の管理者と相談しておくことが重要です。多くの代行業者は、これらの手続きを代行してくれるので、詳細は業者に確認してみましょう。⇒ 行政書類代行

Ｑ5：供養先はどのように選べば良いですか？

A. 供養先は、永代供養墓、樹木葬、海洋散骨など、さまざまな選択肢があります。代行業者は、それぞれの供養方法について説明し、あなたや家族の希望に合った供養先を提案してくれる所もあります。最終的には、故人や家族の意向を大切にして、最も安心できる供養方法を選ぶことが大切です。⇒ 供養先

参考：墓じまいのやり方

まとめ：墓じまい代行業者の選び方と注意点

この記事のまとめです。