【墓じまいの費用が払えない？】目からウロコ！悩みを解決する7つの具体策

「墓じまい費用が払えない？」

「お金どうしよう？」

「すぐに費用を払えそうもない」

今回は、墓じまいしたいけど費用が払えないと悩んでるあなたに、どうしたら安い費用で墓じまいできるのかを詳しく解説します。

墓じまいといっても、いろいろなやり方があって、かかる費用も安いものから高いものまでいろいろあります。

そこで、墓じまいの費用を捻出する方法や、費用が払えない理由で墓じまいしないとどうなるのか、不幸になってしまわないか、費用を抑え手墓じまいする方法なども詳しく説明します。

墓じまい費用を払えないときに、少しでも安く、できるだけ後悔せずに墓じまいできれば、あなたを悩ませてる問題がなくなって、毎日を楽しく暮らすことができます。

参考：墓じまいの費用を徹底解説

墓じまいの費用が払えない場合の7つの具体的対策

払えないときの7つの具体的対策

墓じまいの費用が払えないときには7つの対策があります。

いちばん大切なのは、７番目の「低コストで墓じまいを行う」ということです。

1. 補助金や公的支援の活用

墓じまいの費用が払えない場合、まず検討すべきは自治体や公的機関からの補助金や支援です。

最近では無縁墓問題の深刻化を受け、全国の自治体で補助金制度が導入されはじめています。

例えば、群馬県太田市では、公営墓地の「墓地返還に際し墓石撤去に伴う費用を助成する制度（上限20万円）」があります。

墓じまいの費用が払えないときには、まず自治体に相談し、詳細な補助金の条件や申請方法を確認するのが重要です。

【全国都道府県別】墓じまいの補助金

北海道	北海道
東北	青森 岩手 秋田 宮城 山形 福島
関東	茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 神奈川 東京
中部	新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知
近畿	三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山
中国	鳥取 島根 岡山 広島 山口
四国	徳島 香川 愛媛 高知
九州	福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄

2. 兄弟や親族からの支援

墓じまいの費用は、基本的に祭祀承継者が負担するべきものですが、払えないときには兄弟や親族に費用の支援をお願いするのも有効です。

特に、両親が亡くなってすぐのときには、兄弟姉妹への負担依頼は受けれてもらいやすいです。

また、両親の相続財産から、平均した費用を兄弟や親族に割り当ててお願いするのもひとつの手です。

「費用を払えないので墓じまいしたくない」と反対する兄弟や親族がいれば、その方に祭祀承継者をお願いしてみてはどうでしょうか。

参考：兄弟に費用をお願いする方法

3. 遺産や生命保険の活用

遺産や生命保険の活用も、費用を払えない時に有効な手段です。

両親の遺産や保険料などはもちろんですが、あなたの遺産や生命保険を利用して、子どもたちに任せてしまうやり方もあります。

生命保険の受取金は、多くの場合、葬祭費用に充てますが、墓じまいの費用としても利用可能です。

費用的に払えないのであれば、今は何もせずに、あなたの遺言という形で、後世代に託しても良いかもしれません。

4. 余剰資産の現金化

もしも余剰資産があれば、現金化して墓じまいの費用に当ててはどうでしょうか。

不動産や不要な土地を売却・リースすることで、まとまった資金を得られます。

費用を払えないときだけでなく、終活の一環として不動産や動産はもちろん、趣味のものや骨董品などを断捨離という形で現金化することをおすすめします。

ひとつひとつは小さくてもたくさん集めれば、墓じまいの費用くらいは。

5. 節約生活での積立

墓じまいする前に、節約生活を行って墓じまい費用を貯めるのも良いアイデアです。

日常の支出を見直し無駄を省いていけば、長期的にかなりの金額を積み立てられます。

計画的な節約は、将来的な経済的負担を軽減する手段として有効です。

節約生活や断捨離をしてけば、終活にもつなげていけます。

6. お金を借りる

親族からの支援は無理、余剰資産もなく、節約も断捨離も無理というのでしたら、必要な費用を借りる方向で考えてみましょう。

お金を借りるには大きく3つの方法があります。

分割払いの利用

石材店や墓じまい業者では、分割払いを提供しているところもあります。

数回から数十回にわたる分割で支払いが可能なので、一括で払えないときには分割がオススメです。

墓じまいの代行業者や石材店を選ぶ際には、分割払いの可否も調べるようにしてみてはどうでしょうか。

メモリアルローン（フリーローン）の活用

メモリアルローンは、墓じまいや葬儀などの費用を対象としたフリーローンです。

銀行や労金などで取り扱っていて、葬儀やお墓に特化してるローンもあれば、使い道自由なフリーローンもあります。

葬儀やお墓に特化してるローンは、高齢者や定年退職後の方でも利用可能で審査が緩やかなものもあります。

お近くの銀行や労金などのホームページで調べてみるのをおすすめします。

リバースモーゲージの検討

もしも自宅を持ってらっしゃるのでしたら、リバースモーゲージも選択肢の一つになります。

リバースモーゲージは、所有する自宅を担保にして融資を受ける制度で、特に高齢者にとって有用な資金調達方法です。

リバースモーゲージとは、自宅を担保に資金を借りて、毎月利息のみを支払う仕組みです。元金は契約者が亡くなった際に一括で返済します。月々の支払は利息のみなので、毎月の返済負担が少ない借入方法です。契約者が亡くなった後は、配偶者に引き継がれるところもあります。

リバースモーゲージは、自宅に住み続けながら融資を受けられるので、大きな資産を持つ高齢者に適しています。

ただし、借りたお金は必ず返さないといけません。亡くなった時にお金がなければ、最終的に家を売却して返却します。

7. 低コストで墓じまいを行う

費用が払えないときには、お金がないなりに墓じまいをすればいいです。

詳しくは次の章で解説しますが、基本的には「無理に墓じまいしない」ことです。

墓じまいは、他の買い物と違って、墓じまいしようとおもってからかなりの時間がかかります。

3ヶ月未満が半分以上を占めていますが、逆に、1年以上の人も18％もいます。

予算も含めて綿密に計画を立て、ゆっくりと慎重に進めていくことがとても大切になります。

墓じまいの費用が払えない？なるべく安く抑えるコツを紹介

費用を払えないときに、お金を作るのも大事ですが、墓じまいの費用を抑えるのも大切なことです。

ここでは、費用をなるべく抑える方法を紹介します。

費用の総額・平均はいくら？

そもそもですが、墓じまいにかかる費用をご存知ですか？

墓じまいにかかる費用は、総額平均で20万～200万円程度とされています。

支払先は、上から自治体、お寺、石材店、新しい供養先になります。

これはあくまでも平均なので、費用の各項目をなるべく安くして、低コスト墓じまいを計画するのが大事です。

低コストで墓じまいを行う

墓じまいで大きなお金がかかるところは、上記でみてもらったように、4ヶ所あります。

自治体への費用は変えられないので、考えないといけないのは、お寺、石材店、新しい供養先です。

それぞれに費用を抑える方法があります。

お寺に頼み込む

お寺に払う費用は、閉眼供養のお布施と離檀料です。

なるべく費用を抑えるためには、初めから高額なお金は払えないと正直に住職に相談するのが基本です。

好印象を持ってもらうために、菓子折りを持っていったり、初めから結論ありきで話すのではなくて相談するようにするのが良いです。

ちなみに離檀料については、言われなければ払う必要はなく、払えないときには「お金がないので払えません」と言って大丈夫です。

ただ全く払わないということではなくて、今までお世話になっていたとしたら、お礼として閉眼供養とは別にお布施を払えばいいだけです。

事前に複数石材業者から見積もりを取得

基本的に、墓石の撤去費用は大体10万円/㎡と言われていますが、複数の石材業者からの見積もり取得が大切です。

業者によって、撤去費用や作業内容、追加費用の有無が大きく異なりますし、墓地によっても違ってきますので相見積もりが重要です。

複数の見積もりをとると、費用面だけでなくサービスの内容や信頼性についても確認できます。

石材店だけじゃなく、墓じまい代行業者も選択肢に入れておきましょう。

安価な霊園や合葬墓の選択

費用を払えないときに一番効果的なのは、実は、新しい供養先の選定です。

新しい供養先には5種類あって、それぞれのだいたいの金額を紹介します。

墓じまいの費用を抑えるためには、合葬墓や合祀型の樹木葬を選択するのが非常に効果的です。

それらの供養方法は、一般的な従来の墓地よりも費用が抑えられ、維持管理の負担も軽減されます

一般墓とは？

一般墓とは、従来のお墓のことで、お寺や霊園から墓地を借りて、石材店から墓石を購入して立ててもらいます。

全体の費用は50~200万円くらいで、一番高いです。

納骨堂とは？

お寺や霊園の中にある納骨堂と呼ばれる建物の内部に、ロッカー式の祭壇に骨壺を置いておくものです。

韓国ドラマによく出てくるもので、日本でも葬儀までの短期預かりとして、昔からよくあるものです。

費用は10～100万円くらいです。

合葬墓とは？

合葬墓とは、合祀墓ともよばれていて、他の人の骨と一緒に埋葬されるものです。

費用は一番安く、１体あたり3万円くらいからあります。

海洋散骨とは？

海洋散骨は、石原裕次郎さんで有名になったもので、遺骨をパウダー状にしてお好きな海にまくものです。

自分でまかずに業者にたのめば、１体あたり５万円くらいからできます。

樹木葬とは？

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木をシンボルとする埋葬方法で、色々なタイプがあります。

他の人と一緒に入る合祀型の樹木葬なら、１体あたり５万円くらいからあります。

永代供養は３万円でもできる

費用が払えないときの供養方法を色々と紹介しましたが、いちばん大切な考えかたは「永代供養」です。

永代供養は、あなたの代わりにお寺や霊園がずっと遺骨を管理、供養していってくれるものです。

合葬墓（合祀墓）や樹木葬は永代供養のところが多いですので、後々の費用のことまで考えれば、永代供養でお任せしてしまったほうが楽ですし安心できます。

東京都内でも探せば、３万円でできる永代供養があります。

「永代供養　東京都（お住まいの地域名）」で探してみてください。

困った時に相談するなら？

墓じまいの費用が払えないときや、高額請求されて困ってしまった時に相談する場所は3ヶ所です

公的機関に相談

高額請求されたり、費用が払えないと悩んでる時にまず相談するのは公的機関が良いです。

相談する公的機関は次の3つです。

まずは役所の担当窓口に相談します。補助金や助成金について教えてもらえるかもしれませんし、対応を教えてもらえるはずです。

国民生活センターは国が運営している機関で、消費者センターは地方公共団体が運営しています。

墓地管理者（お寺や霊園）に相談

霊園や寺院と直接相談するのも、費用が払えないときにはとても重要です。素直に「払えない」というのが大事です。

霊園や寺院によっては、墓じまいに関する費用を一部免除したり、分割払いに応じたりするなど、柔軟な対応をしてくれる場合もあります。

また、墓じまい後の供養方法についても、費用を払える程度の金額の供養方法を提案してくれるかもしれません。

霊園や寺院と相談しながら進めていけば、無理なく墓じまいを行えます。

業者と相談

石材店や墓じまい代行業者との相談も重要です。

代行業者は、墓じまいのプロセス全体をサポートしてくれるだけでなく、費用の見積もりや、作業のスケジュール調整、さらには費用削減のための提案も行ってくれます。

なので、見積もりされた金額が払えないときには、まずは値段交渉してみることです。

更に大切なのは、複数の業者への相談です。あなたは素人で、相手はプロです。

複数の業者に相談して経験値を積みながら比較すれば、払えない金額ではなくなる可能性が大きいです。

どうしても払えないときは？

どうしても墓じまいの費用が払えない場合は、墓じまいするのを一旦ストップしましょう。

「今やらなければいけない」という考えを捨てて、どのようにすれば皆が満足できるか、もう一度ゼロから計画し直してみるのが大切です。

亡くなった方も大切ですが、今生きてる人の生活のほうが大切です。

無理して生活が苦しくなるのを、ご先祖様も望んではおられないはずです。

無視して墓じまいしないとどうなる？

とはいえ、墓じまいの費用を払えないときに、承継者や後継者もいなく、墓じまいをしないまま放置するとどうなるのでしょう？

1999年5月1日に「墓地、埋葬等に関する法律施行規則第3条」が改正されました。

その結果、無縁墓は、手続きを踏めば1年後に管理者が撤去してもよくなりました。

かなりわかりにくいので、簡単に書き直すと、次のようになります。

つまり、お寺や霊園は自治体の許可さえ得れば、墓地の撤去が可能になったんです。

墓地を撤去した後、中に入ってる遺骨は合祀されます。

強制撤去されても、されなくても不幸に？

撤去されて合祀されるなら、それでも良いかな～と思いがちですが、ひとつ問題が発生します。

それは、子孫や親族に、撤去費用や慰謝料を請求される可能性がでてきます。

というのも、お寺や霊園に限らず、公営でもどこでも、墓地の撤去には何十万円もの撤去費用がかかります。

管理者にしたら明らかに降って湧いたような損害ですので、戸籍などを調査して縁故者を探すのは当たり前の行動です。

また、共同墓地や個人墓地などで撤去されない場合にも問題は起こります。

無縁墓をそのままにしておくと、荒れ放題になって小動物や危険動植物の住処になり、あちこちからクレームが来ることになります。

なぜかというと、周囲の墓地の所有者や町の古老たちは、その墓地がどこの家の墓地かわかってるはずですし、お墓自体に名前が彫ってあるので一目瞭然だからです。

そうなると、「やっぱり〇〇家は！」とか「あの家の人は」といった悪口を永遠に言われてしまいます。

先祖代々守ってきたお墓が、あなたの代でそんなふうになってしまうのは、いやですよね。

後悔しないために

墓じまいに対する後悔を避けるには、慎重な計画と事前の調査が必要です。

払えないなら払えないなりに、家族や専門家と十分に話し合い、すべての選択肢を検討した上で決定することが、後悔を防ぐ最善の方法です。

ただ、どんな出来事でもまったく後悔をなくすのはできません。なるべく後悔する内容を小さくしていくのが大事です。

慎重な計画と家族の合意が、墓じまいに対する後悔を防ぐ鍵となります。

参考：墓じまいで後悔しない７つの秘訣！

また、長期的な視点で考えるのも大切です。

払えないからと言ってすぐに諦めるのではなくて、3年とか５年とかの長期スパンで考えてみることです。

そもそも、墓じまいをすると決めても、１週間後や１ヶ月後にできるわけはなく、長ければ２，３年はかかる場合もあります。

払えないと決めつけるのではなく、２年後、３年後に墓じまいできるように、今は費用を貯める期間だと考えてみてはどうでしょうか。

おすすめの代行業者3選

「わたしたちの墓じまい」たったの5.6万円/1㎡から

引用元：わたしたちの墓じまい

「わたしたちの墓じまい」は創業18年の実績をもつ墓じまいの代行業者です。

サービス内容はこちら。

代行業者には珍しく、離檀代行・サポートもしてもらえます。お寺さんと揉めてるときに便利です。

サービスはそれぞれ別々に申し込めますし、トータルでのお願いもできます。

安心・安全の「イオンの墓じまい」

引用元：イオンのお葬式

日本全国で有名な大手企業「イオン」が提供するサービスです。

基本的なサービスがワンセットになっています。

＼ 詳しい金額はこちら ／

すべてをワンセット「ミキワの墓じまい」

引用元：信頼のお墓のミキワ

面倒な手続きは一切不要で、お墓の解体・処分から行政手続きまでワンストップで代行してもらえます。

サービス内容はこちら。

行政手続きだけでもお願いできます。38,500円～（税込み）です。

よくある質問

墓じまいの費用が貼られないときのよくある質問をまとめました。

墓じまいの費用が払えない場合、どんな具体的な対策があるの？

7つの具体策があります。

• 自治体や公的機関からの補助金や支援を活用する
• 家族や親族からの支援をお願いする
• 財産や生命保険を活用する
• 余剰資産を現金化して資金を捻出する
• 節約生活で費用を積み立てる
• 必要な場合、お金を借りる（分割払いやローンなど）
• 低コストの供養方法や選択肢を検討する

もう一度読む：７つ具体策

自治体の補助金や支援制度について教えて。

自治体によっては、墓じまいにかかる費用を一部助成する補助金制度があります。例えば、群馬県太田市では公営墓地の墓石撤去費用を上限20万円まで助成する制度があります。まずは自治体に相談し、利用可能な制度を確認してください。

もう一度読む：補助金

親族や家族から支援を受ける方法は？

兄弟や親族に協力を依頼し、費用を分担する方法があります。また、相続財産や両親の遺産から費用を捻出する提案も有効です。反対する親族がいる場合、その方に祭祀承継者をお願いすることも検討してください。

もう一度読む：支援を受ける

低コストで墓じまいをするにはどうすれば良い？

費用を抑えるために、次の方法を検討してみてください。

• 閉眼供養や離檀料の費用を抑えるため、お寺に相談する
• 安価な霊園や合葬墓を選ぶ（合葬墓は3万円～）
• 複数の石材業者から見積もりを取得し、費用を比較する

もう一度読む：低コストに抑える

お金を借りる場合、どんな選択肢がある？

墓じまい費用の借入方法には、次の選択肢があります。

• 分割払い：石材店や業者で分割払いに対応している場合があります
• メモリアルローン：葬儀や墓じまい専用のローンで、高齢者向けの商品もあります。
• リバースモーゲージ：自宅を担保に融資を受ける制度で、返済は契約者の死後に行われます

もう一度読む：借りる

困ったときに相談できる場所は？

相談先に考えられるのは、次の3箇所です。

• 公的機関：役所、国民生活センター、消費者センターに相談
• 墓地管理者：お寺や霊園に直接相談し、費用面や供養方法について相談する
• 業者：墓じまい業者や石材店に相談し、見積もりやサポートを受ける

もう一度読む：相談先

まとめ：墓じまいの費用が払えない？

この記事のまとめです。