墓じまいの補助金は沖縄県にある?手順や費用と代行先を詳しく解説

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墓じまいの補助金-沖縄県

「沖縄県の墓じまいに補助金は?」

「無縁墓にしたくない」

「子供に負担をかけたくない」

沖縄県にお墓を持ってる方の、このようなお悩みにお答えします。

お墓を継ぐ人がいない方はもちろん、継ぐ人はいても子供や孫に迷惑をかけたくないから、墓じまいするという方がとても増えてきています。

とはいえ、簡単にできるものではなくて、墓じまいには結構なお金がかかってしまいます。

実は、補墓じまいに補助金が出てる自治体もあります

この記事では、墓じまいの補助金について詳しく解説し、沖縄県の墓じまいの方法費用を抑えるコツも紹介します。

この記事のポイント
  • 沖縄県の墓じまいの補助金
  • 補助金や還付金を調べる方法
  • 墓じまいの費用を安くする3つのポイント
  • 墓じまいの具体的な方法や仕組み
  • お得な代行業者に依頼する方法
目次

墓じまいの補助金は沖縄県にあるの?

沖縄県の墓じまいの補助金制度
  • 沖縄県に墓じまいの補助金ってあるの?
  • 補助金が出てる具体例【全国の自治体】
  • 補助金や助成金の調べ方
  • なぜ墓じまいに補助金が?
  • 墓じまいの件数は?
  • 沖縄県で墓じまいが多い理由
  • 墓じまいした方が良い理由とは?

沖縄県に墓じまいの補助金ってあるの?

沖縄県の墓じまいに補助金ってあるの?

ざんねんですが、令和6年8月現在、沖縄県では墓じまいの補助金は出ていません

墓じまいをすると、使用料の一部が返ってくる還付金の制度もありません。

ただし、還付金や補助金は、いつ出るかわかりません。

墓じまいしようと思ったら、まずはお墓がある自治体のHPや窓口で確かめましょう。

補助金がなくても墓じまいの費用を抑える方法はあります

補助金が出てる全国の自治体の具体例

墓じまいの補助金の具体例

墓じまいの補助金が出ている全国の自治体を紹介します。

自治体上限金額
千葉県市川市霊園44万円
千葉県浦安市墓地公園15万円
群馬県太田市八王子山公園墓地20万円
岐阜県関市地域墓地整備100万円
熊本県益城町復旧支援1,000万円
1~3行目-個人:4,5行目-地域:令和6年8月時点

期間や条件は決まっています。ずっと出てるわけじゃないです。

補助金・還付金を調べる方法

補助金制度の調べ方

墓じまい(改葬)の補助金と還付金は、つぎの2つの方法で探せます。

  • 補助金ポータルサイト「スマート補助金」で検索
  • 自治体のHPを見て、直接問い合わせる

スマート補助金は全国の補助金をまとめたサイトです。

還付金はそれぞれの自治体の窓口やHPでわかります。

墓じまいする前にかならず、お墓がある役所の担当部署に直接問合せをしましょう。

自治体が墓じまいに補助金を出す理由って何?

補助金が出る理由

では、なぜ墓じまいに補助金や還付金などが出るのでしょうか?

墓じまい補助金が出る理由は、多くの自治体で無縁墓に困ってるからです。

沖縄県だと個人墓が多く、しかも町中にあるので景観の問題や安全上の問題が多くでてきています。

無縁墓なのか?という調査も大変です

墓じまいの件数は増えてるの?

墓じまいの件数って増えてるの?

こちらは、政府統計ポータルサイト「e-Stat」に発表された、2013年から2022年の墓じまい件数統計です。

改葬件数・無縁墳墓改葬件数-全国

棒グラフは全国で墓じまいした全件数10年前の1.5倍、15万件に増えてます

折れ線グラフは無縁墳墓の墓じまいの合計件数。毎年4,000件弱あります。

個人でも墓じまいしているし、自治体も積極的に無縁墓を撤去しています。

次に沖縄県だけの改葬件数を見てみます。

沖縄県-改葬件数

沖縄県の墓じまいの件数は、右肩上がりにかなり伸びてきています。

2020年にメチャクチャ墓じまいされてますが、2022年でも10年前の3倍以上になっています。

しかも他の県に比べると、墓じまいの件数が3倍以上です。

沖縄県で墓じまいが多い理由

沖縄県で墓仕舞いが多い理由とは?

他の県に比べて、沖縄県の墓じまいの件が多い理由は3つ。

  • 未許可の個人墓がおおい
  • 門中墓を放っておけない
  • 供養の負担を子どもたちに負わせたくない

未許可の墓地も門中墓も歴史的な経緯があります。

ただいずれにせよ、「子供や孫に迷惑をかけたくない」「わたしたちの代ですべてを終わらせたい」という方が本当に増えてきています。

永代供養する方が半分以上です

墓じまいをしないとどうなる?

墓じまいをしたほうがいい理由

では、墓じまいしないとどうなるのでしょうか?

  • 無縁墓になる
  • ハブやネズミの巣になる
  • 不法投棄の場所になる

無縁墓になる

お墓を継ぐひとがいない場合、無縁墓になります。

沖縄県の場合、何代も前の遺骨から入っていることが多いです。

誰も来ないので掃除もされず、お墓は荒れ放題になります。

邪魔なのよね・・・

他人が移動するのは難しいですよね

個人墓地の無縁墓は撤去が難しい!

実は、自治体も無縁墓を、勝手に撤去できないんです。

無縁墓だと思ってたのに、承継者が現れて原状復帰の訴訟を起こされたり、墓埋法違反や墳墓発掘罪に問われるリスクがあるからです。

なので、自治体は調査をしっかりしないと撤去できないんです。

ハブやネズミの住処になる

沖縄県のお墓はコンクリート製が多いので、ヒビや破れが多く見られます。

当然ですが、そのひび割れから小動物や雑草が内部に侵入して住処にします。

生活環境の悪化や街の整備に支障をきたします。

近所の人からしたら、いい迷惑ですよね

不法投棄置き場になる

無縁墓になると、不法投棄の置き場所になるリスクがかなり増えます。

たまたまゴミが落ちても誰も片付けないので、後から来た人が同じように捨てていくからです。

不法投棄の場所になると、今よりももっとお金がかかることになります。

子供や孫に迷惑かけられないよね

では次に、墓じまいのやり方を見ていきましょう

沖縄県の墓じまいの手順や、やり方を解説

沖縄県の墓じまいの手順と仕組み

まずは、実際に沖縄県での墓じまいのやり方を簡単に紹介します。

沖縄県の墓じまいの流れ

沖縄県の墓じまいの流れを詳しく

沖縄県の一般的な墓じまいの流れは次のとおりです。

  • 家族や親戚と話す
  • 墓地管理者に相談
  • 遺骨の引越し先を決める
  • 石材店に見積もりを取る
  • 行政手続きをする
  • ご遺骨を取り出す
  • お墓を撤去
  • 新しい供養先に納骨

STEP1 家族や親戚と話す

家族や親戚と相談して了解を得る

まずは、墓じまいについて家族や親戚に相談します。

沖縄県の場合、祭祀承継者だからといって勝手には決められません。

お墓には沖縄の文化が根付いていて、親戚や親兄弟で家よりも大事にされてるのが多いからです。

大切なのは親戚や親兄弟たちの了解です。

祭祀承継者とは?

祭祀承継者は、先祖から受け継がれてきた祭祀財産(お墓、位牌、家系図、仏壇など)を、一人で守り供養していきます。

民法第897条では、祭祀承継者について次のように決められています。

民法 第897条
1 系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。
2 前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。(引用:法令検索

お墓は兄、仏壇は弟、位牌は妹・・・というのは違法で、先祖を祀るすべてを1人で引き継ぐわけです。

他の県では、祭祀承継者の意思がとても大切です。

もしも、あなたが祭祀承継者ではなくて、1人分の遺骨だけを動かしたいときも、関係者全員にお伺いを立てるのが大切です。

STEP2 墓地管理者に相談

STEP 2 墓地管理者に相談

墓じまいの了解を得られたら、まず墓地管理者に相談します。

お墓がお寺や霊園にあるのでしたら、そこが墓地管理者です。

個人墓地の場合、一族の長など、お墓を守ってる最高責任者が墓地管理者です。

役所に登録してあるときもあるので、まずは役所で調べてみましょう。

あなたが墓地管理者ならこのステップはスルーでOKです。

墓地管理者の書類が必要になります

STEP3 遺骨の引っ越し先を決める

新しい供養先を探す

一族と墓地管理者の了解が取れたら、遺骨を取り出す前に引っ越し先を決めなくてはなりません。

受け入れ先からの証明がないと改葬許可がおりない、つまりお墓から遺骨を出せないからです。

ちなみに、手元供養や散骨の場合は、改葬申請書に「自宅」「散骨」と書けば、受入証明がなくても大丈夫です。

参考:「墓地、埋葬等に関する法律」、「散骨に関する留意事項

墓じまいしたあとの引越し先、つまり供養先は次の6つが一般的です。

  • 一般埋蔵(新しいお墓)
  • 永代供養墓(合葬)
  • 納骨堂
  • 散骨
  • 樹木葬
  • 自宅供養

一般埋蔵(新しいお墓へ)

たとえば、県外に引っ越したときや、住んでる近くに持ってくる場合です。

引越し先のお寺や霊園と契約して永代使用料や年間管理料を払って、墓石を買って供養します

新たにお墓を作るのでいちばんお金がかかります

合葬墓(永代供養)

新しくお墓を作らず、他人と一緒のところに遺骨を入れて供養する永代供養墓(合葬)という形があります。

はじめに永代使用料を払えば、お寺や霊園が続く限り供養してくれます。

たとえば、那覇市には那覇市民共同墓があります。(30,000円/1体)

那覇市民共同墓
引用元:那覇市民共同墓

合葬墓は民営霊園やお寺にもあり、合葬墓を利用するのがいちばん費用を抑えられます。

納骨堂

納骨堂とは室内に設けられた納骨スペースに、骨壺のままで収蔵します。

お墓が一戸建てなら、納骨堂はマンションです。

料金は10万円から100万円くらいまでいろいろで、それとは別に年間管理費がかかります。

公営墓地にはないですが、民間霊園には納骨堂もあって、お墓を立てるより費用を抑えられます

散骨

海洋葬

散骨は、遺骨をパウダー状にして海や山、空、宇宙などにまく方法です。

ただし自分勝手にどこにまいてもいいというわけではなく、法律や自治体に条例があります。

あらかじめ調べておき、マナーを守るのが大切です。

樹木葬

樹木葬とは墓石の代わりに樹木をシンボルにします。袋に入れて樹木の周りに埋められます。

合葬式と個別式があります。どちらも墓石は必要なく、永代供養になります。

自宅供養(手元供養)

遺骨の一部や全部を、自宅の仏壇などで供養する方法です。

宗派によっては分骨して仏壇においておきますし、自宅供養はとても普通の供養方法です。

粉骨やちいさい仏壇とかミニチュア墓石が必要になります。

ただし、いずれどこかに納骨する時が来ます。書類をきちんと保管しておきます

骨壺を10個も20個も保管しておくなんてムリですよね

STEP4 石材店に相見積もりを取る

複数の石材店に相見積もりを取る

新しい供養先を決めたら、複数の石材店に相見積もりをとります。

その時に大切なのが、内部調査です。何柱の遺骨が入ってるのかを調べてもらうことが大切です。

大事なことは焼骨なのかどうかです。土葬、風葬のときの遺骨はあらためて火葬が必要になります。

ただし、お寺や霊園には指定石材店が決まってる場合があります。

指定石材店があれば相見積もりできませんし、指定石材店に頼むしかありません

指定石材店制度とは?

お寺や霊園が特定の石材店と専属契約してる制度です

墓地の敷地内に石材店の建物やビルが建ってれば、それが指定石材店です。

石材店の品質を保つためと墓地の景観を一定に保つためで、協力店とも呼ばれます。

指定石材店が決まってると、他の石材店や代行業者は何もできないので断られます

STEP5 行政手続きをする

行政書類の手続きをする

石材店が決まったら、役所に改葬の申請をします。

墓じまいに必要な書類は、基本的に次のとおりです。

  • 改葬許可申請書(自治体)
  • 埋蔵証明書(墓地管理者)
  • 受入証明書(引越し先)
  • 承諾書(墓地の名義人)
  • 申請者の身分証明書

改葬許可申請書は自治体のHPからダウンロードでき、その他の書類はそれぞれの管理者からもらいます。

詳しい内容は石材店から教えてもらえますし、自治体のHPで確認できます。

すべて揃ったら、斎園管理課や市民課、保健所生活衛生課などに申請し、役所から改葬許可証をもらいます。(自治体によって担当が決まってます)

すべて揃わないと墓じまいはできません!・・大変

散骨や手元供養の受入証明書はどうするの?

受入証明書は引越し先の墓地・霊園でもらいますが、散骨や手元供養ではもらう相手がいないので困ってしまいますよね。

実は、散骨や手元供養の場合、「改葬の場所」の欄に、「自宅」「海洋散骨」などと記入すればOK。

ただし、役所によっては断られる時があるので、はじめに石材店や専門業者に相談するのが大事です。

ちなみに改葬許可証はしっかりと保管しておきましょう。

STEP6 ご遺骨を取り出す

閉眼供養して遺骨を取り出す

改葬許可証をもらったら、石材店やお寺と打ち合わせをして日程を決めます。

当日は閉眼供養をしてもらってから、石材店さんに遺骨を取り出してもらいます。

閉眼供養は、お墓に宿ってると言われる故人の霊を抜き出す儀式(お経)です。

お布施が3~5万円くらいかかります。お車代や御膳料がある場合も

取り出したお骨は新しい供養先に持っていきます。郵送でもOKです。

お墓の中の遺骨はどうなってる?

お墓の中の遺骨はとてもきれい・・・と思ってる方が多いですが、です。

カロート(遺骨を納めるスペース)の中には、水や虫、植物、カビなどが侵入しています。

火葬されてない遺骨もあります。

骨壺や遺骨が汚い場合、次の供養先に合わせてきれいにする必要があります。

内部調査も含め、代行業者におまかせしないとムリです。

STEP7 お墓を撤去

墓石撤去して更地にする

ご遺骨を取り出した後は、石材店さんにお墓を撤去してもらいます。

撤去した墓石は石材店さんに処分してもらい、更地にします。

お寺や霊園なら返しますが、個人墓地ならそのままです。

STEP8 新しい供養先に納骨

開眼供養して納骨する

遺骨を取り出したら、新しい供養先まで持って行って納骨します。

新しいお墓の場合は開眼供養、永代供養のときには納骨法要が必要です。

開眼供養のときにもお布施は必要。開眼供養だけなら3~5万円が相場です。

もっとくわしい墓じまいのやり方はこちらをご覧ください⇒ 墓じまいのやり方

では、墓じまいの費用を安くする方法を見ていきます

沖縄県で墓じまいの費用を安くする方法(補助金以外で)

沖縄県の墓じまいの費用を安くする方法
  • 沖縄県での墓じまいの平均費用はいくら?
  • 費用を安くするためにできる3つのコツは?
  • 【ポイント1】自分でできる手続きは自分で!
  • 【ポイント2】次の供養先の費用を抑える<重要>
  • 【ポイント3】なるべく親切で安い石材店を選ぶ
  • 墓じまいは無料でできる?

墓じまいの平均費用はいくら?【沖縄県】

沖縄県の墓じまいの平均費用はいくら?

まずは、墓じまいの平均費用を見てみましょう。

沖縄県の墓じまいにかかるそれぞれの平均費用はこちらです。

  • 家族や親族と相談して理解を得る
  • 墓地管理者に相談する(離檀料:~10万円前後)
  • 次の供養先を決める(2~250万円位)
  • 石材店に見積もりを取る(無料)
  • 書類手続きをする(数千円)
  • 閉眼供養してご遺骨を取り出す(3~5万円位
  • お墓を撤去する(10~20万円位)
  • 新しい供養先で開眼供養・納骨(3~5万円位)

トータルすると、沖縄県で墓じまいする費用は「30~300万円ほどかかります。

見てもらえればわかりますが、3番目の次の供養先」の費用がいちばん高いです。

費用を抑えるなら、「次の供養先」を考えるのが大事です。

300万円なんてムリ!

ステップごとに考えていけば大丈夫!

費用を安くするためにできる3つのコツ

墓じまいの費用を抑えるには?

墓じまいの費用を抑えるためのポイントは3つです。

  • 自分でできる手続きは自分で行う
  • 次の供養先の費用を抑える(いちばん大切
  • なるべく安く親切な石材店を探す

【ポイント1】自分でできる手続きは自分で!

自分でできるところを自分でやること

墓じまいの具体的な流れの中で、誰がやるのかをはっきりさせます。

  1. 家族や親族と相談:家族や親族に墓じまいの了解を得る
  2. 墓地管理者に相談:現在の墓地の管理者に相談する
  3. 新しい供養先の決定:お墓の引越し先を決める
  4. 石材店を決定:相見積を取ってなるべく安くて信頼のおける石材店と契約する
  5. 改葬許可証の申請:書類を揃えて役所に改葬許可証を申請する
  6. 閉眼供養の実施:閉眼供養をしてもらう
  7. 墓石の撤去・原状復帰:墓石の撤去と墓地の原状復帰をしてもらう
  8. 遺骨の移設:新しい供養先に納骨して、開眼供養を行う

1番と2番がご自身でする部分で、他人には頼めない部分です。

6~8番は素人にはできず、業者や代行サービスにやってもらう部分です。

3~5番が自分でもできるし、お金を払って業者や代行サービスに依頼できる部分です。

ただし、代行業者は書類手続きを無料でやってくれたり、相談にも乗ってくれます

自分でやったからと言って、金額的にはそれほど変わらないので、代行業者に頼むのがオススメです。

次に一番重要な供養先選びについて見ていきます

【ポイント2】次の供養先の費用を抑える<重要>

新しい供養先で費用を抑える

お墓から遺骨を取り出したあとには、必ずどこかで供養しないといけません。

沖縄県での遺骨の供養先は上述したように6つあり、それぞれで金額が違います。

  • 一般墓 (~300万円)
  • 合葬墓 (10万円前後)
  • 納骨堂 (~100万円)
  • 樹木葬 (~80万円)
  • 散骨  (~30万円)
  • 手元供養(~20万円)

なるべく出費を抑えるには、費用が安い供養先を選ぶのが大切です。

それぞれ内容を見ていきましょう

一般墓にかかる費用【沖縄県】

あたらしくお墓を立てて引っ越すときにかかる費用は次の3つです。

  • 永代使用料(40万円など)
  • 年間管理費(1万円/年など)
  • 墓石代(100万円など)

永代使用料とは、墓地(土地)の使用料金です。これとは別に年間管理料がかかります。

墓石代は墓石の料金と工事代金です。

お寺や霊園、石材店によって様々ですが、3つ合わせて200万円くらいは最低かかります。

ちなみに、永代供養料を払えば永代供養してくれるお寺や霊園があります。

永代供養とはお寺や霊園が続く限り、あなたの代わりに供養してくます。管理費はありません。

いずれにせよ新しくお墓を立てるので、やはり100万円~200万円はかかります。

結局お墓を立てると高いんです

永代供養墓とは?

永代供養墓とは、承継者が亡くなっても霊園やお寺が続く限り、遺骨を管理・供養してくれるお墓です。

タイプは4つあります。

  • 新しくお墓を立てる
  • 納骨堂式
  • 樹木葬
  • 合葬墓

新しくお墓を建てる場合、そこに入れる人が1人や2人など決まっていて、小さいお墓が多いです。

永代供養でお墓を立てた場合も、ある程度年数が経って合葬されます

結局合葬されるのでしたら、お墓を立てるお金がもったいないですよね。

納骨堂式永代供養は、納骨堂にいれます。期間が終了したら合葬されます。

樹木葬合葬墓は、はじめから袋に遺骨を入れて合葬されます。

いずれにせよ、永代供養の場合は、最後は他の人と一緒になって、骨壺を取り出して見れません

合葬墓にかかる費用【沖縄県】

合葬墓(合葬式墓地)は永代供養墓の中のひとつです。

骨壺から遺骨を取り出して袋に入れ、他の人と同じ場所に埋葬されます。

合葬墓には3タイプあります。

  • 直接合葬はじめから合葬墓に(5万円~)
  • 納骨堂式合葬20年後、30年後に合葬(10万円~)
  • 樹木葬型個別式と合葬式の2種類(10万円~)

いずれにせよ骨壺や遺骨を取り出して見れませんが、お墓を立てず、管理費もないので一番費用がかかりません

沖縄県の合葬墓を探すには?

沖縄県にある公営墓地は20ヶ所ほどありますが、合葬墓は2ヶ所です。

沖縄県で永代供養墓を探すには、「(お住いの地域) + 永代供養墓」で検索してみましょう。

また次のサイトも便利です。

注意するポイントは無宗派や無宗教と、檀家義務無しです。

納骨堂にかかる費用【奈良県】

納骨堂とは室内に設けられた納骨スペースに、骨壺のままで収蔵します。お墓が一戸建てなら、納骨堂はマンションです。

運営はお寺、自治体、民営(宗教法人・財団法人・社団法人など)があります。

料金は10万円から100万円くらいまでいろいろで、それとは別に年間管理費がかかるところもあります。

年間管理費があるところは、滞納したら合葬されます

沖縄県の納骨堂を探すには?

沖縄県の公営霊園に納骨堂はありません。

沖縄県で納骨堂を運営しているお寺や民営霊園を探すには「(お住いの地域) + 納骨堂」で検索してみましょう。

また、次のサイトも便利です。

無宗派や無宗教でさがしましょう。

樹木葬の費用【沖縄県】

樹木葬は、墓石ではなく樹木や植物をシンボルとして、樹木の周りに埋葬します。

タイプも合葬式や個別埋葬、年間管理費がありなし、いろいろあります。

沖縄県の樹木葬の金額は、20万円から80万円くらいで、新たにお墓を立てるより安く済みます。

沖縄県の樹木葬を探すには?

沖縄県の公営霊園での樹木葬はありません。

沖縄県で樹木葬ができる場所を探すには、「(お住いの地域) + 樹木葬」で検索してみましょう。

こちらのサイトも検索が便利です。

無宗派や無宗教でさがしましょう。

散骨の費用【沖縄県】

散骨とは海や山にパウダー状にした遺骨をまく供養です。

ただし、勝手に遺棄したり埋葬したりする行為は法律で禁じられています。

参考:「墓地、埋葬等に関する法律」、「散骨に関する留意事項

埋葬とは土の中に埋める行為で、遺灰の上に落ち葉や土をかぶせるのも違法です

散骨をしたいと思ったら、海洋散骨専門の業者に依頼するのがおすすめです。

海洋散骨の費用はだいたい次のとおりです。

  • 個別散骨 20~30万円
  • 合同散骨 10~20万円
  • 委託散骨 5~10万円

個別散骨とは船を1隻チャーターして家族だけで海に行き、合同は数家族で乗り合わせて、委託は業者が海にまく散骨になります。

沖縄県で散骨の業者を探すには?

沖縄県の散骨業者はいろいろあります。

こちらのサイトで、希望の海あり県から検索してみてください。

自宅供養・手元供養の費用

自宅供養とは、遺骨の全部または一部を自宅に持ち帰って供養する方法です。

粉骨して体積を5分の1程度に減らしたり、分骨して仏壇に納めます。

もっと小さくしてアクセサリーにする人もいます。

ただし、遺骨を勝手に分骨したり捨てたり、アクセサリーに作り変えたりはできません。

手続きや書類が必要ですので、手元供養の業者にアドバイスを仰ぐのをおすすめします。

自宅供養・手元供養の費用は、だいたい5千円から30万円くらいです。

手元供養に役立つサイト

沖縄県で手元供養をサポートしてくれる業者はこちらです。

手元供養に必要な仏具などをオンライン購入できるサイトはこちらです。

次に石材店選びについて解説します

【ポイント3】なるべく親切で安い石材店を選ぶ

石材店の選び方

3番目のポイントは、なるべく親切で安い石材店の選択です。

良い石材店を選ぶために、次の3つが大切です。

  • まずはお寺や霊園に聞く
  • 見抜くための7つのポイント
  • 実際に探すテクニック

石材店を選ぶ前にお寺に聞く

まず覚えておいてもらいたいのは、お寺や霊園によっては指定石材店制度があります。

お寺や霊園によって、専属契約や協力している石材店があり、他の石材店は入れないんです。

ですから、石材店を選ぶ際には、お墓があるお寺や霊園への問合せが大切になってきます。

指定石材店がなく、どちらの石材店でも構わないという返事をもらえたら、あなた自身で石材店を探しましょう。

ただ、沖縄県には120件以上の石材店があります

石材店を選ぶポイント

沖縄県で石材店を選ぶときに見るべきポイントは7つです。

  • 墓石に関する知識や実績が豊富
  • 相談をしやすい
  • 見積もり書や契約書がしっかりしている
  • アフターサービスが充実してる
  • 施工したお墓の見学ができる
  • お寺や霊園の近く
  • 大幅な値引きをしない

上記の7つのポイントを基準にして、石材店を探して相見積もりを取っていきましょう。

コツはHPに「墓じまい」の文字があるかどうかです。

石材店を探す方法は3つ

実際に石材店を探す方法は3つです。

  • お寺や霊園におすすめを聞く
  • お寺や霊園の近くを探して話を聞く
  • ネットで探す

まずはお墓のあるお寺の住職や霊園におすすめを聞いたり、お墓の近くを歩いてあなたの目で探しましょう。

もし気に入った石材店がなければ、ネットなどで探します。

必ず複数の石材店から、相見積を取る事を忘れずに!

石材店をネットで探すときに便利なサイト

ネットで石材店を探すときには2つの方法があります。

ひとつは「(お墓の場所) + 石材店」で検索します。

もう一つは、優良な石材店を紹介してくれてる組合のサイトから選びます。

はじめに「墓じまい」の文字があるかどうかを確認してください。

自分でやる永代供養の合葬墓安くて親切な石材店、この3つが安くするコツです

無料で墓じまいはできるの?

墓じまいって無料でできる?

ちなみに、「墓じまいを、できれば無料でやりたい」という方がよくいらっしゃいますが、まず不可能です。

お墓から遺骨を取り出すだけでも、自治体やお寺から書類(有料)をもらわないといけません。

さらに、墓石をそのままにはしておけないので、撤去費用は必ずかかってしまいます。

でも、平日には時間がなくて・・・

そんなときに便利なのが代行業者です

墓じまいの代行業者の選び方と注意点【沖縄県】

墓じまいの代行業者の選び方と注意点

墓じまいのときに問題になるのは次の3つです。

  • 平日に時間が取れない
  • 交渉するのが面倒くさい
  • 手早く済ませたい

こういった悩みを解決してくれるのが、墓じまいの代行業者です。

  • 代行業者とは?
  • 代行業者に頼むメリット
  • 代行業者を選ぶときのポイント
  • おすすめの代行業者3選
  • 代行業者に頼むときの注意点

代行業者とは?

代行業者とは?

墓じまいの代行業者には、面倒な書類手続きや石材店の手配、供養先の選択などの作業をお任せできます。

基本的な代行内容
  • 墓じまいの相談
  • 書類提出の手続き
  • 石材店や新しい供養先の紹介
  • お墓の撤去
  • 揉めたときの離檀交渉

運営母体は石材店や霊園、行政書士、メディアなどさまざまです。

代行業者によって、できる業務とできない業務が違うので相見積を取ったり詳しく調べるのが大切です。

代行業者に頼むメリット

代行業者に頼むメリット

墓じまいを代行業者に依頼するメリットはお金と時間の交換です。

面倒な手間やあなたの大切な時間を大幅に省いてくれます。

代行業者に依頼すれば、たとえ何もわからなくても、安心して墓じまいを進められます。

代行業者を選ぶときのポイント

代行業者を選ぶポイント

代行業者を選ぶポイントは3つです。

  • 代行内容をチェック
  • 料金を比べる
  • 口コミを調べる

上述したように、代行業者によってやってくれる内容が違いますので、何をしてくれるのか、何をしてもらいたいのかをはっきりさせるのが大切です。

何をしてもらうのか決めたら、相見積もりをとって比較します。

もちろん、口コミも参考にしましょう。

おすすめの代行業者3選

沖縄県で墓じまいするときに、おすすめの代行業者を3社紹介します。

実際に、これらの業者に依頼した利用者の口コミでは、丁寧な対応と迅速な手続きに満足したとの声が多く寄せられています​。

「わたしたちの墓じまい」たったの5.6万円/1㎡から

わたしたちの墓じまい
引用元:わたしたちの墓じまい

「わたしたちの墓じまい」は創業18年の実績をもつ墓じまいの代行業者です。

サービス内容はこちら。

  • お墓の撤去
  • 離檀代行・サポート
  • 行政手続きサポート
  • 撤去業者持ち込み交渉
  • 墓じまい全体のサポート

代行業者には珍しく、離檀代行・サポートもしてもらえます。お寺さんと揉めてるときに便利です。

サービスはそれぞれ別々に申し込めますし、トータルでのお願いもできます。

公式サイトで詳しいサービス内容や金額をご確認ください。

安心の「沖縄県メモリアル整備協会」

沖縄県メモリアル整備協会

沖縄県各地でメモリアルパークを運営している協会です。

管理型公園墓地や永代供養墓への墓じまいをされています。

お墓の引越しサポートパックが、165,000円(税込)という価格で提供されています。

  • 内部調査
  • 行政手続き
  • お骨の取り出し
  • お骨の移送

公式サイトから詳細の金額をご確認ください。

\ 詳しい金額はこちら /

すべてをワンセット「ミキワの墓じまい」

信頼のお墓のミキワ-墓じまい
引用元:信頼のお墓のミキワ

面倒な手続きは一切不要で、お墓の解体・処分から行政手続きまでワンストップで代行してもらえます。

サービス内容はこちら。

  • 行政手続き代行
  • ご遺骨の取り出し
  • 墓石の解体・処分
  • 墓所の変換

行政手続きだけでもお願いできます。38,500円~(税込み)です。

公式サイトから詳細をご確認ください。

代行業者に頼むときの注意点

代行業者を頼むときの注意点

代行業者に頼むときには、大きく分けて3つの注意点があります。

  • 親族やお寺の住職との相談は自分がする
  • お寺や霊園の指定石材店制度の確認
  • 相見積もりを取り契約書をしっかり交わす

親族や住職との相談は、まず自分で

代行業者に親族の説得住職への感謝をあなたの代わりに話してもらうのはできません。

音信不通なら仕方ないですが、反対している親戚や兄弟と話をするのはあなたの役目です。

住職への感謝や墓じまいの件も、あなたが直接お話したほうが快く受けてもらえるはずです。

人と人のつながりは大切です

指定石材店制度があるとダメ

そもそもですが、お墓のある菩提寺や霊園に指定石材店や協力店がいれば代行業者は使えません

指定石材店がある場合は、指定石材店にお話して、行政手続きや墓石の撤去をしてもらいます。

新しい供養先でも同じで、相見積もりを取ろうと思っても石材店から断られます

ただ、明らかに高額だったり対応が悪ければ、住職や住職が所属する総本山に相談しましょう。

泣き寝入りはダメですよ

相見積もりと契約書をしっかりとる

ネットでみたり話を聞いてすぐに決めないないでください。とりあえず見積もりを取りましょう。

というのも、実は墓石の撤去やお骨の取り出しは、墓石の大きさや墓地の広さ、遺骨の数によって料金が変わってきます

石材店によっても変わってきますので、複数の代行業者から相見積もりをとって比較検討するのが大事です。

内容をしっかりと確認したら、契約書をしっかりと交わして、後からお金が発生しないように約束しましょう。

相見積もりと契約書は本当に大切です

沖縄県の公営霊園・公営墓地

沖縄県の公営霊園・公営墓地

最後に沖縄県の公営霊園や公営墓地を紹介します。

公営のほうが平均的に安いです。

沖縄県の公営墓地は11ヶ所ほどあります。まずは自治体の担当部署への相談をおすすめします。

那覇市の市営墓地

宜野湾市の市営墓地

  • 宜野湾市野嵩霊園

浦添市の市営墓地

沖縄市の市営墓地

うるま市の市営墓地

恩納村の村営霊園

  • 冨着墓地団地
  • 真栄田墓地団地
  • 宇加地墓地団地
  • 喜瀬武原墓地団地
  • 第2喜瀬武原墓地団地
  • 太田墓地団地
  • 安富祖墓地団地
  • 南恩納墓地団地

金武町の町営霊園

  • 宮城原霊園
  • シッチ霊園

嘉手納町の町営霊園

渡嘉敷村の村営霊園

まとめ:墓じまいの補助金は沖縄県にある?手順や費用と代行先を詳しく解説

この記事のまとめです。

  • 沖縄県には墓じまいの補助金は出ていない
  • 墓じまいしたときの使用料一部返還もない
  • 補助金や還付金は時期によって変わるのでチェックが必要
  • 沖縄県のお墓は行事や縛りが大変なので、墓じまいが多い
  • 墓じまいするときには必ず、自治体の担当部署に聞く
  • 募集もタイミングがあるので、チェックが必要
  • 継ぐ人がいないときには墓じまいしたほうが良い
  • 一番費用を抑えられるのは、合葬式墓地
  • 沖縄県には公営墓地が20ヶ所くらいある
  • 沖縄県公営墓地に合葬墓は2ヶ所(那覇市、浦添市)
  • お寺や民間霊園の合葬墓でも費用を抑えられる
  • 散骨、自宅供養でも費用を抑えられる
  • 沖縄県の墓じまいのはじめに内部調査が必要
  • 改葬の手続きには書類が必要
  • 改葬許可申請書、埋葬証明、受け入れ先の使用許可書などが必要
  • まずは家族や親族と相談して了解を得る
  • お寺や霊園に、感謝を伝えながら墓じまいを相談する
  • 次の供養先を決めないと墓じまいできない
  • お寺や霊園に指定石材店制度があるときも
  • 複数の石材店から相見積もりを取る
  • 行政書類から墓石撤去・納骨までワンストップの代行業者が便利
  • 代行業者に頼めば時間と労力の節約ができる
  • 代行業者にも相見積もりを取る
  • 代行業者は墓じまいのプロだから安心して任せられる

最後まで読んでいただきありがとうございました!

沖縄県の墓じまいの補助金制度に関するよくある質問

沖縄県の墓じまいに関する補助金を探すには?

お墓のある自治体ホームページで確認できます。もしくは役所に行って、環境衛生課、福祉課、住民課、戸籍課などで確認してみましょう。

>>墓じまいの補助金の探し方

兄弟や親戚にOKを取らないとダメなの?

祭祀承継者には自分の判断で墓じまいできる決定権があります。ただ、後々トラブルになるので親戚や親兄弟に相談して了解を得る話し合いが大切です。

ただし、疎遠になっていたり仲が悪くて全然会ってないときなどは、ケース・バイ・ケースです。

墓じまいの流れ

墓じまいしたあとのおすすめの供養先は?

沖縄県にかぎらず、公営墓地の合葬墓が一番安くて、無宗教無宗派なので納骨しやすいです。ただし、倍率が高いのと募集期間が決まってるので注意が必要です。各公営墓地のホームページで確認してください。

>>公営墓地とは?

おすすめの墓じまい代行業者は?

「わたしたちの墓じまい」「イオン」「ミキワ」です。全国規模ですし料金も良心的です。ただし、お墓を実際に見てもらって、さらに相見積もりを取りましょう。

>>おすすめの墓じまい代行業者

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